

透明彫刻の仕事
最近は、「透明彫刻」の仕事が多い。大きな塊を在庫してしまっている、という動かしようがない事実も関係していると思うが、大きな作品をつくると、中くらいの塊や小さな破片がまた生じる、という循環が起きる。 そこで、ご依頼がある仕事をこなす度に生じた中くらいの塊や小さな破片を「ご依頼の無い」仕事で「使用する」もしくは「始末する」という事が必要になってくる。この事もボクを最近透明彫刻に向かわせている理由であるのです。 「始末した」結果は、ご依頼がないために「アート物件」となって在庫になるのだろうと思われるのですが、ここでは、その写真を一部公開して、皆様からの反応を見たい、と思う。また、自分でも作りつつあるものを整理して次に進めるステップとしてみたい、と思う。 ここに公開するのは、「波」です。 「波」は、これまでもボクの研究テーマでしたが、こんなに立体化したことは、今回が初めてだ。 とは言え、変な立体化であることは、写真からもあきらかです。 高さは59センチくらいですが、厚みが19センチくらいしかありません。長さは約1メートル。重量はおそらく40kgくらいと思