

美術屋の独り言
秋になりました。 今年の前半の仕事を振り返りながら、考えた事をつらつらと書いてみます。 考えたら 今年は、「嬉しいご依頼」が多い年です。 順番は忘れましたが、①造園計画の策定、②抽象絵画の作成、③透明な彫刻の制作、と、その他にもありましたが、特にここに揚げたこの3つは、ボクにとって、どれも「とてもやりたい仕事」なのでした。 しかし、ここにこうやって並べてみると、同じ「美術」とはいえ、まったく異なるジャンルであり、素材であり、出来上がりも、まったく異なるものであるなぁ!とあらためて思うのでした。 ①の造園計画を策定する時に使ったのは、色鉛筆とか、マーカーとか、ペンとか、絵具でした。頭の使い方は「空間設計」でした。 ②の抽象絵画の制作では、絵具、ハサミ、 ノコギリなどを使い、頭の使い方は「絵画」でした。 ③の透明な彫刻物をつくるには、チェーンソーやフォークリフトなどを使って、頭の使い方は「彫刻」でした。 秋風が吹くようになり、心静かに振り返ると、「よくもまぁ、こんなに異なる表現を同時期にやっちゃっているなぁ!」と、そして「すべてやりたいことなんだなぁ